ゴルフクラブのバランスについて

ゴルフクラブのもつ特徴を数字で表す場合に、長さや重さの他にバランスという言葉を使います。これはもちろん、14本のクラブの組み合わせにおけるバランス等とは違ってそれぞれのクラブがもつスイングに関する感覚を表す言葉です。昔からの名残だとは思いますが、このバランスにこだわるのが上級者みたいなイメージがあるのですが、私は正直、あんまりわかりません。同じ長さ、同じ重さの同じクラブを2本渡されたらさすがにわかるかもしれませんが、ひとつのクラブについてバランスを言い当てることなどはほとんどのアマチュアゴルファーにはできないと言われています。では、バランスにこだわることは意味があるのでしょうか。まずは、バランスという数値の中身、測定方法についてですが、グリップエンドから14インチの場所を支点にして、そのクラブのヘッド側がどれだけ重いかの比率をはかります。「14インチバランス測定法」というのが一般的です。そしてその数値に対して、ヘッド側が軽い方から順番に、AからE、そしてそれぞれのアルファベットのうちで0~9という10段階の組み合わせで表します。つまりA0が一番ヘッド側が軽い(「バランスが出ていない」という言い方をします。)状態で、E9がヘッド側が一番重い(バランスが出ている)わけです。例えば同じ重さの棒や紐状ものを振り回す場合先っぽが重い方が、全体が重く感じて、実際に振るにしても力がいってくることになります。実際にはバランスよりも総重量とか長さの方かスイングに与える影響は大きいような気がします。それでは何故ゴルフクラブにおいてはバランスなるものが存在するのでしょうか。それは今のようにクラブの素材や形状、重さなどにバリエーションがない、つまりパーシモンヘッドでスティールシャフトといった時代にそのクラブの持つ特性を表すために用いられたものだと言われています。色々なクラブが存在する今の時代ですから、そういった数値に惑わされることなく、自分の感覚で振りやすいクラブというのを選んで行ける時代になってきていると思います。そうしても数値化されるとそれが先入観として残ってしまいますから。アイアンセットなどでどうしても特定の番手だけが、違和感があるとかいう場合は、一度調べてみてもらう勝はあるかもしれませんが、それ以外は自分の感覚重視でいいと思います。